2021-03-14から1日間の記事一覧

5行で学ぶ天皇制(6) 〜江戸・明治〜

徳川光圀は下記の理由から、日本の歴史を改めて研究、『大日本史』を編集しようとした(のちの「水戸学」) 「内憂外患(国内外での政治的動揺)」があったため、国家としての一体性を高めるために、日本人の歴史と思想を研究する必要がある 武家による統治…

5行で学ぶ天皇制(5) 〜中世・近世2〜

鎌倉幕府によって朝廷の力に匹敵する権力が現れたけど、さらに天皇家の内部も混乱して分裂した(結局、天皇家は「北朝」「南朝」に分裂しちゃった) 鎌倉時代後期には後醍醐天皇が即位し、力を落としていた鎌倉幕府を倒し再び天皇家が日本を統治した 当時、…

5行で学ぶ天皇制(4) 〜中世・近世〜

9世紀ごろから、天皇を中心とする日本国家の影響力が弱り、その他の地域で新たな権力が台頭した。 特に10世紀には平将門が天皇の権力に反抗する乱をしたり、「新皇」を勝手に名乗って、岩井(茨城県)に国家を樹立したりした(すぐに討伐されたけど) 12世紀…

5行で学ぶ天皇制(3) 〜古代2〜

6世紀頃、中国大陸の律令制度や仏教の影響を受け、制度的な国家として変質するとともに、「天皇」という称号が生まれる この頃の天皇は絶対的な権力を持っておらず、太政官という政治トップの官庁や貴族が権力を持った しかし、天皇をトップとした強い制度的…

5行で学ぶ天皇制(2) 〜古代〜

以下の経緯で天皇に繋がる「大王」という地位が生まれる。 古代社会では、さまざまな共同体が生まれ、その中でも強い力を持つ共同体が生まれてくる 特に3世紀には第崇神天皇と考えられる人物によって、大和朝廷が成立し、その後の国家の原型となる(諸説あり…

5行で学ぶ天皇制(1) 〜概要〜

天皇制は2世紀ごろ、神武天皇を始まりとして2千年の歴史があり、天皇は二千年の間、様々な役割の変容を遂げてきた。 現代日本では、天皇は国の象徴であり主権はないが、かつて天皇が主権だった時代もある。 現代の天皇の仕事は、日本国憲法で定める国会の召…