メモ 日本を創った12人

⚫︎聖徳太子 仏教が日本に伝来し、仏教派と反仏教派で戦があった。蘇我物部の戦い仏教派が勝ち、聖徳太子が残ったが、新道や儒教を根絶しなかった。習合宗教故にそれ以降、日本には宗教戦争がなく、今の日本にも多神教、複数の宗教のいいとこ取りが根付いてい…

感想「海と毒薬」

第二次世界大戦の時代、とある大病院で違法な人体実験に強制的に駆り出された医者の話。外形的に見れば反人道的な医療を施したまじきちな事件だが、裏には院内政治などの大きな波(海)に巻き込まれた当事者の葛藤が生々しく描かれている。そして何より、人…

感想 「1984」

世界は三つの国に分断され常に戦争状態。政府による超監視社会になり、事実は大衆を扇動するためにねじ曲げられる、近未来のディストピアを描いた話。 主人公のウィンストンは、そのような政府の陰謀に気付いていたが、それがばれると処刑されてしまっため、…

5行で学ぶツァラトゥストラ(ニーチェ)

ニーチェの作品であり、「超人」・「永劫回帰」・「神は死んだ」で知られる作品 「神は死んだ」 科学が進歩し、それまで人間が信じていた「神」に対する絶対的な存在・価値が否定されたという意であり、神は弱者のルサンチマン(逆恨み、復讐心)であると説…

5行で学ぶ被害届

被害届とは自分が受けた被害がどんなものなのかを警察に届け出るものである 告訴とは、警察に犯罪の捜査をし、犯人を突き止めて処罰してほしいと申し出ることである一方、被害届に関しては警察に捜査義務がない 被害届、告訴ともに警察に受理義務がある。 告…

5行で学ぶ六曜

「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つを「六曜」と呼び、現代の日本では、日にちの吉凶を占う指標として利用してる(もともと中国で「時間」を区切る際に使われていた考え方) 「先勝」は「なるべく先まわりして行動する」と良い日で、「…

5行で学ぶ親権

親権とは、未成年の子を養育監護し、その財産を管理し、子を代理して法律行為をする権利・義務のこと 子の父母は、婚姻中には共同して親権を行使しますが、離婚の際には、父母のいずれか一方のみを親権者としなければない(親権者を定めないと離婚届は受理さ…

5行で学ぶ醤油

醤油は小麦・大豆を原料とする麹(カビの一種)に食塩水を加え、発酵させて絞った液体 薄口醤油と濃口醬油の違いは主には塩分濃度で、薄口のほうが塩分が多い。(一方でコクや香りも薄目) たまり醤油は原料をほぼ大豆のみにして作られるので、濃口や薄口より…

5行で学ぶセロトニン(1)

セロトニンは、人間の精神面に大きな影響を与える神経伝達物質で、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れ、暴力的になったり、うつ病を発症する原因ともなる セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンという物質から合成されるのだが、体内では生成さ…

5行で学ぶ天皇制(7) 〜明治〜

大日本帝国憲法のもと天皇主権になり、陸軍・海軍のトップも天皇(天皇やべえ) 明治政府は天皇の権威を持たせようと必死だった 明治天皇の軍国的な天皇のイメージを広める、「御真影」が製作されたり「天皇は天照大神の子孫である」「天皇家は古来から日本…

5行で学ぶ天皇制(6) 〜江戸・明治〜

徳川光圀は下記の理由から、日本の歴史を改めて研究、『大日本史』を編集しようとした(のちの「水戸学」) 「内憂外患(国内外での政治的動揺)」があったため、国家としての一体性を高めるために、日本人の歴史と思想を研究する必要がある 武家による統治…

5行で学ぶ天皇制(5) 〜中世・近世2〜

鎌倉幕府によって朝廷の力に匹敵する権力が現れたけど、さらに天皇家の内部も混乱して分裂した(結局、天皇家は「北朝」「南朝」に分裂しちゃった) 鎌倉時代後期には後醍醐天皇が即位し、力を落としていた鎌倉幕府を倒し再び天皇家が日本を統治した 当時、…

5行で学ぶ天皇制(4) 〜中世・近世〜

9世紀ごろから、天皇を中心とする日本国家の影響力が弱り、その他の地域で新たな権力が台頭した。 特に10世紀には平将門が天皇の権力に反抗する乱をしたり、「新皇」を勝手に名乗って、岩井(茨城県)に国家を樹立したりした(すぐに討伐されたけど) 12世紀…

5行で学ぶ天皇制(3) 〜古代2〜

6世紀頃、中国大陸の律令制度や仏教の影響を受け、制度的な国家として変質するとともに、「天皇」という称号が生まれる この頃の天皇は絶対的な権力を持っておらず、太政官という政治トップの官庁や貴族が権力を持った しかし、天皇をトップとした強い制度的…

5行で学ぶ天皇制(2) 〜古代〜

以下の経緯で天皇に繋がる「大王」という地位が生まれる。 古代社会では、さまざまな共同体が生まれ、その中でも強い力を持つ共同体が生まれてくる 特に3世紀には第崇神天皇と考えられる人物によって、大和朝廷が成立し、その後の国家の原型となる(諸説あり…

5行で学ぶ天皇制(1) 〜概要〜

天皇制は2世紀ごろ、神武天皇を始まりとして2千年の歴史があり、天皇は二千年の間、様々な役割の変容を遂げてきた。 現代日本では、天皇は国の象徴であり主権はないが、かつて天皇が主権だった時代もある。 現代の天皇の仕事は、日本国憲法で定める国会の召…

5行で学ぶ富士山噴火

陸のプレートの下に沈み込んだ海のプレートからの水の働きによってマントルの一部が融けて上昇していき、マグマが形成される。 マグマは岩石で蓋がされた状態だが、地震などの影響で蓋にヒビが入り火山が噴火する。 富士山は活火山であり、歴史上100年に一度…

5行で学ぶひな祭り

古代中国の陰陽道では、1・3・5・7・9の奇数が重なる日に、お供えやお祓いをする風習があった 他には1月7日の「人日(七草がゆ)」、3月3日の「上巳(桃の節句)」、5月5日の「端午(菖蒲の節句)」、7月7日の「七夕(星祭)」、9月9日の「重陽(菊の節句)…

5行で学ぶ日本版司法取引

司法取引は、被疑者が検察官の捜査や訴追に協力することにより、被疑者の処分を有利に扱う制度 カルロスゴーン事件が最近でいうと有名 対象となる犯罪は、経済犯罪や薬物銃器犯罪のうち、死刑または無期懲役に当たらないもの 自身の減免のため虚偽の供述をす…

5行で学ぶ書類送検

被疑者(犯罪の疑いのある人)で、身体拘束されていない者の事件記録や捜査資料を検察官に送る手続のこと 身体拘束されることを逮捕といい、原則現行犯の場合は逮捕となる。 逮捕する場合は、逮捕の理由(罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由)と逮捕の…

5行で学ぶ同和問題

部落差別は中世が起源となっており、死・出産・自然災害等をけがれたものと扱う風潮があり、葬送や動物の死骸処理などの職業をけがれたものとされていた 特定のエリア出身(同和地区ともいう)の人を、生まれた地区により差別することを同和差別・部落差別と…

5行で学ぶ戸籍制度

戸籍とは、日本人が出まれてから死ぬまでの身分関係(出生・結婚・死亡・家族関係等)についてを登録するもの。 戸籍は6世紀くらいから原型があり、例えば太閤検地(豊臣秀吉)で年貢を納める際に戸籍票を用いていた 明治時代では家制度なるものになり、家を1単…

5行で学ぶ嫡出推定

「嫡出推定」とは、子どもの父親を早期に決めるための制度である。 例えば(現行規定では)、離婚後300日以内に生まれた子は別れた夫の子となる。 これは、出生後の子供が適切な育児を受けるために両親を制度上指定することであり、明治くらいから始まった。…

5行で学ぶ尖閣諸島問題

沖縄と台湾の間にある諸島。魚釣島がメイン。 もともと1800年後半くらいから日本の領土として調査、居住していた。(1951年のサンフランシスコ条約にて、一時的に米国の支配下に) しかし1969年、尖閣諸島周辺に石油が埋蔵されているという報告を皮切りに、…